学校日誌

水難事故から命を守る学習(着衣水泳の訓練)!

 まもなく夏休みを迎えます。毎年のように、全国の海や川などで繰り返される痛ましい水難事故。時として重大な水難事故に巻き込まれる危険性を知っておかなければなりません。

そこで、本校の保健体育の水泳教室では、全学年生徒を対象として、着衣泳の訓練を取り入れています。着衣泳とは、第一に呼吸を確保し、救助されるまでの間、水面に浮き続ける自己保全を目的とした対処法で、同授業では生徒らは、着衣で泳ぐ事の困難さや不意に水に落ちた時の対処方法、救助を待つ体勢などを学びます。
水着やウェットスーツなど水中での使用を想定したものを身に着けた状態ならば泳ぎやすいのに対し、陸上用の通常の衣服を身につけている状態では、水の抵抗が大きく泳ぎにくくなります。身体の動きも制限されるため、たとえ泳ぐことが得意な人でもしばらくするうちに筋力を使い果たし力尽きて溺れてしまいます。水着の場合の適切な身体の動作と、陸上用の衣類を身につけている場合の適切な動作とは大きく異なっており、それらを学ぶ事は、水難事故から命を守る点からも重要なことと考えます。着衣泳授業の様子を紹介します。