こんなことがありました!

大甕小の一コマ(3月11日)

3月11日(月)の大甕小学校の様子をお伝えします。

今日は、8年前に起きた東日本大震災の慰霊集会を開きました。

黙祷の後、校長先生からお話しをいただきました。

〈校長先生のお話〉

 今、東日本大震災で亡くなった方のご冥福を祈って、黙祷をしました。ご冥福って難しいので、かみ砕いて言いますね。ご冥福って、亡くなった方の気持ちに寄り添うということかなと思います。

 今から8年前の3月11日14時46分。福島県、宮城県、岩手県、茨城県、千葉県、東京都、東日本で、大きな地震が起きました。校長先生も、今でもその時の様子が頭の中に残っています。立っていられませんでした。普通、地震っていったら、20秒、30秒ぐらいで終わるのに、何分ぐらいだったのか、強い地震が続いたんですね。5年生6年生は、少し記憶にあると思います。1年生2年生は、生まれる前のことですから、記憶はないと思います。強い地震の後、津波がやってきました。校長先生も小さい頃、大甕地区の東の海岸にいって、初日の出を見たりとか、松の木の林が続いていて、田んぼがあってきれいなところだったんですが、津波でめちゃくちゃになりました。およそ1万数千人の方が日本で亡くなりました。その後、東日本大震災によって、病気になったりして、合計2万数千人の人が亡くなりました。おそらく亡くなった人達も、もっと生きていたいんだと思ったことでしょうね。そのための黙祷です。

 では、そのもっと生きていたいんだと思って、亡くなった人に対して、僕たち、私たちはどうすべきかなって考えて欲しいと思います。どうすればいいでしょうね。

 校長先生は、2つ皆さんに守ってほしいと思うことがあります。

 1つ、命を大切にすること。

 2つ、精一杯生きること、一生懸命生きることです。

 そういう気持ちで君たちががんばれば、なくなった方にも伝わると思います。大変悲惨な出来事ですが、決して、忘れることができないと思いますし、忘れてはいけないことだと思います。

 このようなことを頭に入れて生活することが大切だと思います。あと数日で、6年生は中学生に、1~5年生は一つずつ進級します。一人一人が、命を大切にして、精一杯生きて、頼もしい人になってほしいなと校長先生願っています。