「おそうじ、したくない!」と言われたら?
5年生の家庭科では、上手なお掃除の仕方を学習しています。
■新しい1年生にお掃除を教える時は
2月2日(水)の家庭科では、
今まで学習したことを生かして
「新しい1年生にお掃除をどう教えたらいいのか」について
アイディアを出し合いました。
小高小は小さな学校なので、4月になったら、全員が6年生の班長になりそうです。
そのことに気づくと、みんなの顔が急に真剣になりました。
○「ぞうきんを2回たたんで、2マスずつ一緒にふこうね。」
○「ぞうきんを2つに折って、床を左から右にふいていくんだよ。
おわったら、となりの床も同じようにふくんだよ。」
実際に「6年生役」「1年生役」になって、やってみました。
■1年生役に教えてみた感想
〇下級生に教えるのは、下級生が分かる言葉で
分かるように言わなければならないから、むずかしい。
〇友達が言っていた
「自分では当たり前のことが1年生には当たり前じゃない」
というのがいいと思いました。
〇1年生に教える時には、行動もつけながら
一緒にやってあげることが大切だと思います。
〇1年生は、分からないかもしれないので、
やってみせて学べるようにしてあげたい。
〇私たちは当たり前だけど、1年生は分からないという意見を聞いて、
やっぱり言葉だけじゃなくて、行動で示さないといけないと思いました。
■ 「おそうじ、したくない!」と言われたら
「もし、掃除の意味がまだ分からない1年生が
『なんでおそうじするの?』『おそうじ、したくない!』と言ったら
6年生として、どうするか」
についても考えてみました。
小高小には、そんなことを言う子はいないと思いますが、
皆が、あまりにも上手に1年生役の友達に教えていたので
難易度を上げてみたのです。
子どもたちは、一瞬「え?」とかたまって
困った顔をしましたが
よく考えて、すばらしいアイディアを出すことができました。
〇「そうじしたら、その分きれいになるから、気持ちいいし、かっこいいよ。」
〇「そうじしないと、学校中がきたなくなるんだよ
それにそうじしたら、いろんな人にほめられるんだよ。」
〇「みんながんばってやっているからやろう。
やってみると、意外と楽しいかもしれないよ。」
〇「学校をきれいにして、みんながいつも、えがおでいられる学校にしたいからだよ。」
■だだをこねていた1年生はどうなったかな
最初は
「やだー!」
「おそうじ、したくない!」
「きょうしつに、かえりたい!」
と思いっきりだだをこねて、6年生役の友達を大いに困らせていた1年生役でしたが
6年生役のこの言葉を聞くと
「うん、わかったー!」
「じゃあ、おそうじする!」
とすぐにぞうきんがけに取り組んでいました。
■保育士さんみたいに上手
1年生役と6年生役を交代しながら、行いましたが
だだをこねている1年生役をなだめるのも、
おそうじの大切さを伝えるのも、
分からなくて立ち尽くす1年生役の手をとって、1つ1つ教えるのも、
「すごいね!」とほめてあげるのも、
まるで保育士さんのように、とっても上手でした。
4月になったら、きっとやさしく立派な6年生になれますね。
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