日々の出来事

第2回避難訓練 実施しました!!

 本日の6校時に、今年度2回目となる避難訓練を実施しました。

      白煙の中を非難する2・3年生徒

 

 今回の避難訓練では、前回は行っていなかった、

①全ての非常扉を閉めた状態で、

 南相馬消防署鹿島分署の方のご協力を得ながら

②発煙機を使って白煙を出し、見えずらい中を通行する訓練を取り入れ(2・3年生徒)

 避難後に整列した後には

③校舎に備わっている「救助袋」の使用方法についても、担当の先生の話を聞きながら全校生で確認しました。

 

 実際の避難では、閉まっている防火扉の真ん中にある小さな「防火戸」を通り、写真のように白煙でほとんど前が見えない中を、しかっりと口と鼻を押さえて煙を吸わないようにし、また、転ぶことのないように安全面にも十分に注意しながら避難しました。

 校長先生のお話では、「地震・雷・火事・おやじ」という言葉の中にもある通り、火災は大変怖い現象であること。最近ではその言葉から「地震・雷・火事・忘災」という言葉もあり、災害の危険性を忘れずに冷静に対応しようとする心構えを常日頃から持つことが大切であること。火災で多く発生する一酸化炭素を吸うと、酸素の約250倍も血液中のヘモグロビンと結合しやすく、一度一酸化炭素が体内に入ってしまうと酸素を取り入れにくい体の状態になってしまうこと。だからこそ、鼻や口を押えて避難することはとっても大事であることについてお話いただきました。

 

 消防署員の方のお話では、今日は白煙体験のため、わざと煙の中を通りましたが、実際の火災では、煙から遠ざかるように逃げることが基本であること。また、実際に煙の中を逃げなければならないような場面に遭遇した際には、煙は熱いので上に上がる場合が多いので、できるだけ頭を低くし、低い姿勢を保ちながら避難することが有効であることを教えていただきました。

 また、最近の 火災では、家の中に設置することが義務化されている「火災報知機」がないために、命を落としていると思われるケースが見受けられること。今日、家に帰ったら、家に火災報知器があることを確認し、設置されていたとしても電池がないと働かないので、電池があることも確認するようにお話をいただきました。(火災の時には、眠っている間に煙を吸ってしまい、体が動かなくなってしまうケースが多いので、火災報知器は、特に寝室に設置するといいそうです。)

 

 最後に、防災担当の先生より、「救助袋」の使い方についての説明をいただきました。

  

 本校の、北校舎と南校舎の3階に1台ずつ設置されていること。一番最初に救助袋を出すためにふたを開ける際には、ふたが重くて指などを挟んでしまう危険性があるため2人で協力して開けた方がいいこと。救助袋内はらせん状になっているためスピードが出にくい構造なので、安心して足から先に降りるような体制を作ることを学びました。

 救助袋の脇には、古くなってしまいましたが、救助袋の使用方法が書いてある紙が貼ってあります。

 

 地震や火災はいつ起きるかわかりません。自分の命や他人の命を守るために、常日頃から防災に備えた意識を高く持ちたいと感じた避難訓練でした。