学校の様子から

出来事

お世話になりました。先生方!

 今年も離任式の日が来ました。今回は8名の先生方が小高区4小学校を退職・転勤することになりました。8名の先生方はそれぞれの立場で4校の子ども達のために日々ご尽力していただきました。(鳩原小学校は教頭先生が本宮市の教育委員会へ転勤です)
 式では転勤・退職される先生方からの挨拶をいただき,代表児童から送別の言葉や花束贈呈がありました。保護者の方々にも多数参加していただき,先生方が子ども達からも地域からも愛されていたことが良くわかりました。外での見送りも花束を手渡したり握手をしたり,記念写真を撮ったりと分かれを惜しみながら最後の時間を過ごしていました。
 4月からの先生方の新しい生活が幸多きものになるようにお祈りするとともに感謝の気持ちをいつまでも忘れずにしていきたいと思います。ありがとうございました。 

一足先にお引越し

 5年間子ども達を見守ってくれた仮設校舎から,小高区の本校舎への引っ越し作業が本格的に始まりました。小さな仮設校舎でしたけれども5年間の子ども達の思い出がたくさん詰まっているので,想像以上の荷物でした。今回は運送会社のお世話になったのでスムーズに作業は進んでいますが,1日だけではすみそうもありません。荷物が無くなった部屋はがらんとしていて「こんなに広かったんだ」と感慨深く眺めている先生もいました。
 4月には取り壊しの予定がある仮設校舎ですが,最後まで大切にしていきたいです。

中学校へと,羽ばたきます

3月23日,いよいよ卒業式です。小高区の4つの小学校が合同に運営し始めてから初めての卒業式です。そして鹿島区にある仮設校舎では最後の卒業式になります。
 小高小学校14名,福浦小学校8名,金房小学校は6名,鳩原小学校は1名が卒業しました。
 6年生29名は,校長先生から一人一人が立派に卒業証書をいただき,呼びかけや式歌でははっきりとした声でメッセージを伝えることができました。特に「旅立ちの日に」の合唱は,最高のハーモニーを奏でることができました。
 4月からは様々な中学校への進学になりますが,仮設校舎で培った力を発揮して活躍してくれることと思います。

ドキドキドローン

 4月になると小高でドローン教室が予定されています。そのPRも兼ねて南相馬市役所の方々が仮設の体育館でドローン体験会を開いてくれました。昼休みの短い時間でしたが,多くの子どもや先生方がドローンを体験しました。今回のドローンは10センチメートル四方ほどの小さなものでしたが,自由自在に空中を飛び回り,宙返りまですることができました。子ども達は初めは慎重に操作していましたが,慣れてくると大胆に操っていました。
 南相馬市は今後ドローンやロボットなどの最先端の産業を開発していく拠点になっていくことが予想されます。小さな頃から最先端の技術に触れることのできる環境はとても素晴らしいと思いました。4月のドローン教室にもたくさんの子ども達に参加してほしいです。

小高区の安全をよろしくお願いします

 4月から小高区で学校を再開するにあたって子ども達の登下校を見守ってくださる「見守り隊」が結成されました。南相馬警察署や小高区の商工会議所,地域パトロールのみなさん,東京電力の社員の方々などたくさんの大人が子ども達の安全確保のために活動をしてくださることになりました。6日には,全校集会時に子ども達を交えた結成式が行われました。警察署長さんをはじめ様々な方からの挨拶をいただき,6年生の代表の子がお世話になりますという事を伝えました。小学生は結成式に参加し,少しでも不安が減っていくように,たくさんの方々の協力があることを知ることができました。 

鹿中の皆さんありがとうございました

 6日(金)の5校時目には,鹿島中学校との感謝の集いが行われました。およそ5年間という長い年月に渡って敷地内に仮設校舎や仮設体育館を建てさせてもらい,小高区の小学校のために様々な人的・物的な支援をしてくださった鹿島中学校の生徒さんや教職員の方々に感謝を伝える会でした。
 小学校側からは感謝の言葉や合唱でお礼の気持ちをみんなで表しました。代表の子からは,校舎を建てさせてもらった感謝や中学生とのかかわりについての思い出などが発表されました。そして,中学校側からは応援団によるエールや吹奏楽部による演奏,全校生徒による南相馬市民の歌などを贈っていただきました。終わりに,両校の校長先生からお話をいただきました。短い時間でしたが,心温まる交流ができました。小高区の小学校の仮設校舎が鹿島中学校にあったという歴史は終わりを迎えようとしていますが,東日本大震災を語る中でいつまでも忘れることのない出来事にしていきたいものです。








仮設最後の授業参観日

 平成28年度最後の授業参観日でした。仮設校舎としても最後の参観日でした。各教室での学年懇談会では仮設校舎での思い出なども語られていました。
1年生 生活科 「もうすぐ2年生」

 1年間の生活や学習の中でできるようになったことを発表する活動を通して,自分たちの成長を振り返ることができました。1年生の成長は素晴らしいものがありました。今ではすっかり小学生として毎日楽しく生活しています。


2年生 生活科 「あしたへジャンプ」

 多くの人びとの支えによって,自分たちが成長していくことに気づき,感謝の気持ちを家族に伝えることができました。いつも元気いっぱいの2年生は,もうすぐ3年生になる喜びを上手に伝えることができました。


3年生 学級活動「なかよし3年生 思い出発表会」

 1年間でできるようになったことや思い出を発表することにより,自分自身の成長に気づくことができました。9名だけの3年生ですが,中身の濃い発表内容でした。見てくださった保護者の皆様にも楽しい思い出が伝わりました。


4年生 総合的な学習の時間 「二分の一成人式」

 家族への感謝を伝えることで自分の成長を振り返り,将来の自分の姿を考えることができました。グループで様々なことを発表したり感謝を伝えたりしながら10年間の自分の人生を振り返ることで大人への折り返し地点をしっかりと心に刻みました。本日頂いた1/2成人証書は4年生の誇りです。

5年生 社会科 「わたしたちの生活と環境」

 森林環境について自分ができることをICT機器を用いて発表することにより,日常の生活を振り返ることができました。地球温暖化防止にもつながる森林環境の保護についての学習は地球に生きる人類共通の問題です。今回5年生はパソコンや電子黒板を活用してみている人に少しでもわかりやすい発表になるように工夫しながら頑張りました。

6年生 総合的な学習の時間 「思い出を発表しよう」

 家族に,6年間でできるようになったことを伝え,感謝の気持ちを持つことができるようにしました。「感謝感激泣いてもいいの会」とネーミングしたイベントを子どもだけの力で立派に運営しました。子ども達から保護者の方への手紙を読むコーナーでは多くの方が涙腺崩壊していました。

1.41421356

 コアティーチャーの橋本先生による今年度最後の授業がありました。6年生では「ありがとう算数!よろしくね数学!」ということで正方形の面積を使って中学校で学習するルートに触れてみました。1平方センチメートルの1辺は1cm,4平方センチメートルの1辺は2cm。それでは2平方センチメートルの正方形の1辺は何センチメートルなのか?ということで電卓を用いながら1辺の長さを探っていきました。小学校では学習しないルート2なのですが,みんな必死に電卓を叩いていました。一番できた子で1.4142135まで見つけました。ものの10分間でしたが凄いですよね。橋本先生からはどこまでも続く小数があること,ルートという記号を使うこと,実は小学生でも円周率などで触れていたことなどを教えていただきました。中でも一番の驚きは1.41421356を覚えなくてはいけないという事でした!衝撃が走りましたが,語呂合わせも教えてもらいました。そうです,「ひとよひとよにひとみご(ろ)」ですね。
 このように難しいと感じていたかもしれない数学に対して,早くやってみたいと感じさせてくださった橋本先生には感謝です。中学校の先生からの刺激は子ども達の知的好奇心を常にくすぐってくれました。1年間ありがとうございました。

久々の鳩原小学校本校舎

 6年生は小高区の本校舎を見学に行きました。バスの関係で福浦・小高小学校コースと鳩原・金房小学校コースに分かれました。
 約6年間子ども達の姿が無かった校舎に響き渡る小学生の声,震災当日のままの職員室や教室,靴箱などを見るとタイムスリップしたような感覚に陥りました。6年生の子ども達は震災当時幼稚園の年長さんで小学校では学習していないのですが,隣接する幼稚園から校舎を見て4月からの小学校生活を夢見ていたり,兄姉の授業参観日についてきて校舎の中を巡った思い出があったり,小学校の運動会にお呼ばれしたりした記憶がよみがえって来たりしたようでした。保健室では「本当だったらここに寝てたのかな」「フカフカのベッドだなぁ」という声も聞かれました。
 小高小学校だけは4月からの再開を見越して工事が進んでいました。真新しい教室やトイレ,緑一面の校庭などが小高区の復興を印象付けてくれました。せっかくの機会だったので,短時間ですが人工芝の校庭での初遊びもさせてもらいました。
 それぞれの学校にはそれぞれの事情がありますが,自分たちの母校であるという感覚は持てたようでした。市のみなさんが今まで清掃をしたり除草をしたりして地域の宝物である小学校を維持管理してくれていました。いつの日か子ども達の声が毎日のように聞ける学校に戻るまで,大切にしていかなくてはならないと感じた見学になりました。

「感謝の集い」に向けての練習

 3月3日に鹿島中学校にて「感謝の集い」を行う予定です。小高区4小学校の子ども達は,今まで体育館や家庭科室,敷地を使わせていただいたり中学生にもいろいろな場面でお世話になったりしました。そのお礼を伝える会になります。本日はその「感謝の集い」に向けて鹿島中の体育館で練習を行いました。久しぶりの鹿島中学校の体育館はやはり大きいなという感想でした。1年生は初めて入った子も多いので仮設の体育館との違いに驚いていたかもしれません。司会や感謝の言葉を担当する子は全体練習の後も練習を行って本番の動きを確認しました。当日は鹿島中の生徒のみなさんからもエールなどを送っていただけるという事なので今から楽しみしています。
 いよいよ残りが少なくなってきた仮設校舎での生活ですが,一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

校内なわとび記録会

 先週に,なわとび大会が行われました。各学年ともに持久跳びと二重跳びや交差跳びなどに挑戦しました。友達と比べることも大切ですが,自分の目標に向かって挑戦することが目標となっています。16日に行われた高学年の大会では学年対抗長なわとび大会も行われました。1回目は同じ回数で引き分け,2回目はどちらも200回越えのハイレベルな戦いになりましたが,5年生が勝利しました。6年生の惜しさと言ったら文字で表現できるレベルではありませんでした。もう一度挑戦し,絶対勝つという闘志がわいたようでした。
 冬の定番スポーツのなわとびですが,スモールステップで目標を持ちながら行ったのでみんな本気で取り組むことができました。これからも体力向上に向けて継続していきたいです。

全校集会で考えた

 13日に行われた2月第1回目の全校集会も校長先生の読み聞かせでした。今回も,宮西達也さんの絵本を取り上げ友達との心のすれ違いや葛藤について考える機会としました。特に高学年にとってに友達との付き合い方は常に存在する悩みでもあります。みんな神妙な面持ちで読み聞かせに聞き入っていました。一冊の本を通してみんなで考える機会はとても有意義なものになりました。
 また,書き初め展の表彰もありました。特選に入賞した人に代表で賞状を受け取ってもらいました。生徒指導主事の先生からは,2月の生活のめあての確認と,言葉づかいについてのお話がありました。
 2月のめあて
「寒さに負けずにがんばろう」

入生入学説明会

 4月から小高区の小学校には3名の新入生が入学する予定になっています。今日は,新入生入学説明会とともに,体験入学も行われました。本日は2名のお友達が,1年生教室で小学校生活にほんの少しではありましたが,触れることができました。6名の1年生は今日のために事前の準備を一生懸命に行い,ワクワクして5時間目が来るのを待っていました。お互いはじめは緊張していましたが,自己紹介をしたりお買い物ごっこをしたりするうちにだんだんと打ち解けていくことができました。終わり頃には予定になかったハンカチ落としのゲームも行いました。
 この活動を通して,学校代表として新入生を歓迎することができた1年生には,自信がみなぎっていましたし,2名のお友達も4月からの小学校生活に思いを膨らますことができたのではと感じました。
 3名の新入生のみなさん,次は小高区の本校舎で会いましょうね!

久しぶりの雪遊び

 昨晩からの雪のため,校庭も道路も真っ白になりました。みぞれ混じりの雪だったため,かなり水分が多かったのですが,浜通りの子ども達にとってどんな雪でもうれしいものに変わりありません。休み時間にはさっそく校庭に飛びだして,遊ぶ姿が見られました。靴や運動着がドロドロになってしまったようですが,それ以上の楽しみを感じていたようです。校舎前の校庭には用務員さんが「ネバーギブアップおだか」と雪上文字を書いてくれました。残り少ない仮設校舎での生活ですが,また一つ楽しい思い出ができました。

鬼は外,福は内

 児童会主催の豆まき集会がありました。心の鬼を退治するために全員で体育館に集まって楽しく活動できました。
 各学年の代表による心の鬼の発表では,「恥ずかしがりオニ」「なまけものオニ」「忘れん坊オニ」などの追い出したい鬼が発表されました。また,学級ごとに直していきたい内容も発表されました。「怒りん坊オニ」「意思表示ができないオニ」など各学級でよくしていきたい内容が出されました。自分のことを振り返る意味でも大切なイベントになっています。
 図書委員会からは,豆まきや節分の由来を分かりやすく発表しました。体育委員会と美化園芸委員会は楽しいゲームを準備しました。「オニジャンケンピラミッド」や「オニは外ゲーム」はどちらも楽しくみんな笑顔で交流することができました。
 最後に年男年女の5年生による豆まきを行いました。「鬼は外!」「福は内!」の掛け声を元気に掛け合いながら豆をまきました。みんな必死に豆をキャッチしたり拾ったりしていました。
 暦の上では,明日から季節は春ですが,またまだ寒い日が続きます。今日追い出そうとしたオニのことを考えながら残りの日々も有意義に過ごしていきたいものです。

nce wite me now!

 今年度2回目のavexさんによるダンス教室が開催されました。今回はダンサーのKyohei先生がE-girlsの「Dance wite me now!」の踊りを教えてくださいました。
 はじめはぎこちない動きでしたが,ポイントを押さえた指導をしてくださったので子ども達もだんだんと気持ちが盛り上がってきて,音楽に合わせて体を自然と動かすことができるようになりました。発表の段階では,みんな進んでステージに上がり切れの良いダンスを披露しました。見ている側も大いに盛り上がりました。普段は落ち着いて生活している6年生もはじけた感じで参加することができ,素晴らしい体験をすることができました。Kyohei先生が最後におっしゃっていたように,「これからも音楽に合わせて体を動かすことから踊ってみよう」ということができそうな感じがしました。今回は1~4年生,5・6年生に分かれて実施したので,全員で踊る機会などができれば素晴らしいと思いました。未来のE-girls,EXILEを目指す子が出てくるかもしれませんね。

全校集会でみんな考えた

 今回の全校集会では,校長先生が宮西達也さんの「トラネコとクロネコ」の読み聞かせを通して,本年度の重点目標である「見つけよう 自分のよさ 友だちのよさ」についてそれぞれが考える機会を作ってくださいました。
 この絵本は,トラネコの「たま」とクロネコの「ブルース」の掛け合いの中でお互いのちがいを感じたり,よさを認め合ったりするお話です。今年度のまとめも近づいているこの時期にピッタリのお話でした。子ども達も,めったにない校長先生の読み聞かせという事で真剣に耳を傾けていました。今年度中にもう一度読み聞かせをしてくださるという事なので,今からどのような作品を紹介していただけるのか楽しみです。

3学期,スタート!

 52日間の3学期が始まりました。初日の10日(火)には第3学期始業式が行われ,みんな元気に新年のあいさつをすることができました。校長先生からは,「酉年」のお話をしていただきました。5年生と6年生に酉年生まれがいるのでみんな興味深く耳を傾けていました。6年生は3月には卒業式を迎え,その他の学年も仮設校舎での生活は最後になります。短い時間ですが,なわとび大会や豆まき集会,6年生を送る会などが計画されていて,楽しい学校生活になることと思われます。もちろん勉強に運動に力を発揮していくことも大切になります。
 保護者の皆様にも多くの場面でお世話になることが予想されます。今年も小高区4小学校をよろしくお願いいたします。

新年の抱負,がんばろう!酉年

 第3学期の始業式では3名のお友達から冬休みの思い出と3学期のめあてについての発表がありました。
 2年生からは小高区のイルミネーションを見に行って大変きれいで感動した思い出と,早寝早起きをすること,国語と算数のテストで100点をとることを目標に頑張ることが発表されました。4年生は,毎日なわとびを頑張ったけど,なかなかお手伝いをすることができなかったという冬休みの生活の様子とともに,計算となわとびを頑張っていきたいという3学期のめあてを発表しました。6年生は,「自分ができることを考えて行動する」という目標を発表しました。委員会活動や日々の生活や卒業まで学級としてみんなで頑張っていきたいという決意を表明していました。
 発表した以外の子もみんな新年の抱負をしっかりと持っているようです。めあてを立てるだけではなく,達成できるように振り返りながらこれからの学校生活を送っていけるように励ましていきます。

絵本の世界に入り込めました

 今年度2回目のお話の部屋が行われました。今回もボランティアの方々から楽しいお話を聞かせてもらいました。
 会の初めは,みんなが大好きなアニマル劇場です。今回はPPAPの替え歌やSMAP解散ネタなどが入っていてとても盛り上がりました。そして,読んでくださった本は「ドングリドングラ」「でんでんむしのかなしみ」「ゆきうさぎのおくりもの」「これなんてよむ どうぶつのかんじ」「はつてんじん」の5冊です。「でんでんむしのかなしみ」は,美智子皇后さまが幼少期に読んで印象的だった本だそうです。「これなんてよむ どうぶつのかんじ」は,「河馬…カバ」「海鼠…ナマコ」など珍しい漢字の読み方をたくさん知ることができました。「はつてんじん」は,楽しい落語のお話でした。この楽しい時間は子ども達にとって,ちょっと早いクリスマスプレゼントになりました。

租税教室で税金のお勉強

 5校時目に6年生は,租税教室を行いました。相双地区法人会の方々が講師として来てくださいました。子ども達は税といえば消費税くらいしか知らないので,税が何に使われているのかはっきりしていない状態でした。
 今回は分かりやすいアニメや楽しいクイズを通して,税の大切さを知ることができました。信号機や消防署などを見る目も変わりましたし,3学期の社会科の学習にもつながる素晴らしい活動になりました。

介護するって大変だなぁ

 7日(水)に,5年生と6年生は体育館で介護教室を行いました。初めに南相馬市のお年寄りの方々の現状を教えていただきました。一番の驚きは,震災後全体の人口や子どもの数は減っているのにお年寄りの方々の人口は増えているという事です。つまり,高齢者の割合が高くなってきているという事でした。
 次に,手足にサポーターや重りを装着して動きを制限し,お年寄りの方々が移動するのにどれだけの苦労があるのかを体験しました。この体験を通して,お年寄りの方々の脇を乱暴に走り抜けたり,ぶつかったりすることがどれだけ危ないことなのかを考えることができました。さらに視界を狭くする体験では,視野の狭さが歩くことの妨げになることを実感することができました。車いす体験では,2人組になって障害物を乗り越えたり直角に曲がったりする練習をしました。
 この活動を通して,お年寄りの大変さを知ったり,少しでも力になってあげたいという気持ちをもつことができたりしました。

みんな頑張ったよ(授業参観)

 冬休み前の授業参観日がありました。各学年ともお子さんの成長した姿をお見せすることができたと思います。
1年生 体育「体つくりの運動」
 多目的室でみんな元気に移動したり,跳んだりするなど多様な動きをしました。6名の1年生は全員楽しみながら運動することができました。

2年生 算数「九九をつくろう」
 2年生の算数で大切なかけ算九九の学習です。九九の習得は,これからの算数ができるか苦手になってしまうかの大きな分かれ道です。2年生は,みんな1の段から9の段を正しく唱えることができていました。

3年生 算数「分数」
 算数が得意な子でも大きな壁となってくるのが小数と分数です。今回はこの分数の学習の様子を見てもらいました。分数の大きさは単位分数(1/5など)の何個分で表すことを理解することができました。

4年生 学級活動「生活習慣病と食生活~朝ごはんで健康な生活を~」
 養護教諭と栄養教諭にも入っていただき,健康な生活をするには,正しい食習慣が大切であることを学習しました。話し合いを通して,自分の改善点や改善法を具体的に考えることができました。
 

5年生 体育「陸上運動(走り高跳び)」
 体育館で走り高跳びの学習をしました。上体を起こして踏み切り,振り上げ足を高く上げて跳ぶことを目標に一生懸命取り組みました。ビデオで自分の姿を確認し,より良い跳び方ができるように工夫しながら練習していました。

6年生 学級活動「いのちのはじまり~生命誕生~」
 相双保健所から保健師さんが来てくださり,思春期講座として生命誕生について詳しく教えてくださいました。みんな命の大切さが分かり,自分や友達の命を大切に考えることができました。さらに,思春期の体・心の発達を理解することができました。

お年寄りの方々に元気をもらいました

 3年生と6年生が鹿島区にある老人ホーム「万葉園」で体験活動を行ってきました。3つのグループに分かれてそれぞれの計画にもとづいて活動しました。しかし,実際に老人ホームの方々と触れ合いを始めてみると,なかなか思うようには動けませんでした。自分たちが予想していた反応ではなく思いもよらない姿だったため,固まってしまう子が続出しました。そのような中でも機転を利かせて話しかけたり簡単なゲームをしたりしながら次第に打ち解けていく子どもも見られました。うまくいかなくて心が折れかけている子もいましたが,自分たちの計画の甘さなどを確認することができ,今後の活動に生かせる経験をすることができました。
 終盤の全体合唱では大きな拍手をもらい,最後は握手をしながらお別れをすることができました。大成功とはいかなかった活動ですが,もう一度行ってみたい,もう一度計画したいと思わせるような未来につながる活動になりました。6年生は中学生になってから,3年生は次年度以降,今日の経験が必ず役立っていくと考えられます。

縄跳びをがんばるぞ!

 12月になったので,はりきりタイムが模様替えをしました。今まではマラソンを中心に行っていたのですが,今月からは縄跳びを中心に体力づくりをしていくことになります。小学校では冬の定番スポーツのなわとびですが,あやとび,交差とび,二重とび…と技術も必要になってくるので練習を続けなくては上手になれません。今回も進級カードを使いながら合格証も発行していくので,全員が少しでも上手に長く跳べるようになってほしいです。

アフリカのビートは熱かった!

 今年の小高区小中学校音楽祭は,「みんなでアフリカ音楽に親しもう」ということで,アフリカン・エキスプレスからトニー山本氏とアブドゥ・バイファル氏の2名が演奏に来てくださいました。お二方とも世界的に活躍しているミュージシャンで,素晴らしいアフリカ音楽の世界を仮設体育館に運んできてくれました。
 演奏会では,パーカッションを用いての音楽だけではなく,ダンスを踊ったり一緒に歌ったり楽しい時間を過ごすことができました。特に小高中学校の生徒さんや小学校の低学年のみなさんはリズムに乗って体全体で音楽を楽しんでいました。また,太鼓を直接たたかせてくれたり,アブドゥさんとハイタッチをしたりと外国の方との触れ合いを通して国際理解の側面も見られました。
 音楽祭の最後にはアンコールも沸き上がり,会場が一体となって盛り上がることができました。来賓の方からのお話にもありましたが,仮設体育館での楽しい思い出を作ることができました。

今年もサンタがやって来た

 27日(日)は待ちに待ったイルミネーションの点灯式でした。今年は関係各位のご好意により「癒しのキャンドル」作りも行われました。
 キャンドル作りでは,担当の方からの説明を受けて,それぞれが綺麗なキャンドルを作ることができました。初めて体験する子がほとんどだったので,ワクワクしながら作っている様子が伝わってきました。
 体育館でのイベントでは,今年もLEDライトを使って文字を作りました。今年の文字は「忘れない小高♡」です。幻想的な光が体育館を彩りました。次は点灯者を決めるゲームです。ジャンケン列車を二度行って代表の女子2名が決定しました。さらに,今年流行のお米ダンスをして楽しみました。
 外はあいにくの小雨模様でしたが,点灯した瞬間には歓声が上がりました。「綺麗で心がポカポカした」「すごいなぁ」という感想も聞かれました。小高区の冬の風物詩でもあるイルミネーションを今年も点灯することができて感慨もひとしおです。来年はいよいよ小高区の本校舎でイルミネーションをともすことができると思います。何年かけてもすべての学校をイルミネーションで飾れるように,今日の日の感動を伝えていきたいと思います。お時間がございましたら,鹿島中学校内にある仮設校舎までおいでください。

大切な避難訓練

 本日は休み時間に避難訓練を行いました。子ども達はそれぞれの場所で楽しく遊んだり読書をしたりして過ごしていましたが,突然の避難訓練の放送にも慌てずにしっかりと避難行動をとることができました。また,津波を想定しての二次避難も行いました。こちらも,6年生は1年生の面倒を見ながらきちんと避難することができました。
 先日は震度5弱の地震があり,津波警報も発令されました。まだまだ大きな余震が来る可能性があることを再認識させられました。今後も様々な形で避難訓練が行われていきますが,子ども達には例え一人でいてもきちんと自分の命を守れる能力を身に付けていかせたいと思います。

癒しのキャンドルを作ってみませんか?

 先日はイルミネーションの飾りつけにご協力いただき,ありがとうございました。いよいよ11/27(日)の16:00からは点灯式です。たくさんの方のご来場をお待ちしています。 
 また,14:00からは点灯式に先立ちまして「癒しのキャンドル作り」も予定されています。児童,保護者,家族の皆様,そして地域の皆様の参加を募集いたしますので11/24(木)までに参加申込書を小高区4小学校まで提出してください。たくさんの参加をお待ちしております。
 なお,くわしくは,下記のリンクをクリックしてください。参加申込書もリンク先にございますので活用してください。
キャンドルづくりチラシ.pdf

お問い合わせ先:(代)46-2758【福浦小学校】

笑顔の花が咲きました(^_^)

 12日(土)は,学習発表会でした。鹿島区の仮設体育館で行う最後の学習発表会ということで,みんな特別な思いをもって演技に取り組んでいるようでした。今年のスローガンは「最高の舞台を作り出せ~みんなの心に笑顔の花束~」でしたが,どの学年の発表を見ても最高の舞台を作り上げていました。観客のみなさんには笑顔や涙など子ども達の演技を通して様々な気持ちになっていただきました。その反応が子ども達への最高のおくりものになっていました。「みんなの心に笑顔の花束」を贈れたのではないかと思っています。
1・2年生「スイミー」
 国語で学習するスイミーではなく,音楽劇として行いました。かわいらしさはもちろん,マグロの凄味やスイミーの悲しさなど上手に表現できていました。
3年生「3年生の冒険 宝をめざして」
 音楽,体育,朗読も取り入れた劇です。全員が自分の精一杯の力を発揮していて素晴らしかったです。個人の技や集団の美しさなど見所がたくさんありました。
4年生「少年少女冒険隊」
 二人一役で元気いっぱい演じていました。本当の宝物は何だろうということを考えさせられる劇でした。助け合う心,みんなをリードする態度など,自分たちが宝物なんだという事に気づくことができました。
5年生「米」ほか
 総合的な学習の時間を通して研究してきた米作りを劇化しました。地元の田植え踊りや流行りのダンス,シンクロマット運動なども取り入れて見ごたえのある舞台となりました。
6年生「つなごう小高の絆」
 震災当時から始まる小高区の過去・現在・未来の様子を表現しました。本校舎を知らずに卒業していく唯一の学年の29名が震災当時の不安や悲しみ,4校合同になった喜び,そして小高区の輝ける未来を夢見てメッセージを送りました。涙を隠し切れない保護者の方も多数いました。
全体合唱
 恒例の「ビリーブ」の合唱です。低音パートと高音パートに分かれて美しい歌声を響かせました。
教職員「職員合唱」
 最後の仮設校舎開催ということで職員の出し物も行いました。ピコ太郎と恋ダンス,「ふるさと」の合唱を全力でやらさせていただきました。








月初めの全校集会

 昨日の全校集会は表彰,校長先生のお話,生徒指導の先生のお話でした。
 初めめに,作文コンクールや校内走ろう会の入賞者が表彰されました。また,熊本の会社の方からいただいた紙芝居の贈呈式も行われました。なんと紙芝居を読むときに使うケースと紙芝居10冊を支援していただきました。今後様々な場面で有意義に活用していきたいと思います。
 校長先生のお話は,今週末の学習発表会に向けてのものでした。1つ目は自分の健康管理は自分達で責任をもって行おうということです。仮設校舎は気温の寒暖差がかなりあるので,場所によって衣服で調整していこうというお話でした。2つ目は,学習発表会に向けて,見てくださるお客様に伝わるように意識して練習をしていこうということでした。
 生徒指導の先生からは,今月の生活のめあてを中心にお話をいただきました。今年も残すところ2か月を切ってしまいました。じっくりと学習をして,学力アップを目指していきたいと思います。
 11月の生活目標 
 めあてをもって 進んで学習しよう

 ・朝の過ごし方を工夫しよう。
 ・忘れ物をしないようにしよう。
 ・図書を利用し,知識を豊かにしよう。
 ・次の時間の学習準備をしてから休み時間にしよう。

今の給食って美味しいんです

  学校へ行こう週間中の11月2に、保護者の方を対象とした給食試食会を行いました。
 初めに近くにある給食センターを訪問し,食品の放射能検査の様子を見学させて頂きました。センターでは、市内にある学校給食調理施設を4つのグループに分け、給食に使用する食材を事前に全品検をし、安全を確認した食材のみを使用しています。野菜や肉だけではなく、調味料なども使用する銘柄や原材料の産地が変わったときには検査しているそうです。
参加された保護者の方からは、「ひとつひとつ検査するのは大変ですね。」という声があがっていました。
 給食センター見学の後は、いよいよ学校に戻って試食会です。何名かの方に給食当番として配膳の体験もしていただきました。さすが家庭で慣れていらっしゃるので、配膳する分量はぴったりでした。ご自身の小学校時代の懐かしのメニューなどの話や、給食に関する質問など和やかな雰囲気での食事となりました。今回は、子ども達の食べている給食の味や献立だけではなく,安心・安全の様子も伝えることができ,素晴らしい試食会でした。今後も給食を通して栄養をたっぷりと採ってもらうと共に、食文化も伝えていきたいと思います。

   

森の恵みだからなぁ

今年度も,相双地方森林組合さんのご協力により森林教室が行われています。本日は6年生の学習です。コレクション台を作ったり,木に関する質問に答えていただいたりしました。
 コレクション台は,複雑な形をしていないのですんなりとできるのかと思っていましたが,きれいな作品にするとなると一気にハードルが高くなりました。ずれないように押さえていても金づちで釘を叩いている間にずれてしまい,何度もやり直しをしている子がたくさんいました。思考錯誤を繰り返すうちに,何とか全員素晴らしい作品が完成しました。
 質問コーナーでは,「一番値段の高い材木の種類は何?」「木の種類はどれくらいあるの?」等の質問に丁寧に答えていただきました。短い時間でしたが,木のぬくもりに触れながら森林の大切さを実感できました。

栄養士実習生

 28日に栄養士の実習生が来校しました。先週から給食センター業務を学びに南相馬市給食センターに実習にきているとのことです。本日は小高区の小学校で、3年生と一緒に給食を食べながら実習を行いました。給食を一緒に食べるだけでなく、食材として使われていた「かぼちゃ」の栄養や野菜のはたらきについて教えてくれました。また、かぼちゃにちなんでハロウィンのお話など食文化の話も聞かせてもらいました。今回は、3年生としか触れ合う時間はありませんでしたが、他の学年からも「きてほしかったなぁ」という声も聞こえてきました。
 

誰よりも速く!あきらめない心

 25日には待ちに待った校内走ろう会が開催されました。今年は1年生が600m,2年生が1200m,3・4年生が1800m,5・6年生が2400mを走りました。今まではりきりタイムなどを使って走り込んできたので距離的にはみんな余裕があったのですが,やはり本番,今まで以上の走りを披露していました。中には自分の限界を超えてしまい,リタイアしてしまった人もいましたが,全力を出したことには違いありません。
 この大会の目的は2つありました。「(1)練習過程などを通して持久力や忍耐力を育てるとともに,運動の生活化を図る。」「(2)自己の体力を認識させ,健康に対する意識を高める。」ということです。継続は力なり,これからも持久走を通して体力を向上させたいと思います。
 講評で教頭先生からあったように,「今日できたら明日もできる」ということを忘れずに,楽しみながら運動に取り組ませたいと考えます。

こんなこともありました

 学校では日々いろいろなことが行われています。学校全体で行っていることや外部から教えに来てくださったことなどはこのHPでお伝えしていますが,学年だけで行っていることもたくさんあります。そこで,今回は学年やブロックで行っていたことをお伝えいたします。
〇 10月4・5日…1,5年生が,食育の学習を行いました。
 1年生は「はしめいじんになろう」という課題で,箸の正しい持ち方などを学習しました。5年生は「健康によい食事をとろう」という課題でよく噛むことの大切さやバランスの良い食事などについて学習しました。









〇 10月7日…中学年のハンドボール大会
 3・4年生がそれぞれチームを作ってハンドボールのトーナメント戦を行いました。女子がゴールを決めると得点が2倍になる等の工夫されたルールのおかげで,みんなが楽しむことができる大会となっています。









〇 5年生の総合学習
 JAさんに指導していただきながら育ててきた稲の収穫や,地元の農業について体験を磯長にじっくりと学習しています。また,地元の保存会の先生方からふるさと小高に残る伝統文化にもふれることができました。

夢は宇宙に広がった

 12日(水)に,星槎大学の方々が6年生向けに宇宙教室を開催してくださいました。前半は太陽を中心に宇宙の不思議なところを,スライドを使って分かりやすく説明してくださいました。太陽の表面の様子や太陽系の惑星の名前,さらに銀河系についてなど興味深い内容でした。後半は,ペンシルロケットを作って飛ばしました。このロケットは,JAXAからの支援でした。簡単な工作でしたがかなりの距離を飛ぶロケットが完成しました。角度に気を付けたり吹き込む息の量を考えたりしながら飛ばしていました。子ども達の中には,将来に向けて宇宙飛行士や宇宙技術者への夢が広がっていたようです。








楽しく体力づくりです

 子どもの健康を守る安心・安全対策支援事業ということで福島大学トラッククラブから菊田明博先生が来てくださいました。
 各学年ごとにメニューは違いましたが,楽しく体を動かして体力の向上を図りました。中でも6年生は縄跳びを使った運動を中心に活動しました。変則的なリズムを刻みながら頭と体をたくさん使いました。はじめはなかなかついていけなかった子ども達も次第に笑顔で運動していました。また,縄跳びの二重跳びやハヤブサのやり方のことつも教えていただきました。苦手意識が飛んで行ってしまった子もいました。
 短い時間でしたが,運動の楽しさと大切さを体験することができました。今度は「体育の授業でもやってみたい」という声も聞かれました。

春にまた会いましょう

 6日(木)は,就学時健康診断がありました。今年も小高区の学校を選んで健康診断を受けてくれる方がいて大変喜んでおります。みんな玄関から大きな声であいさつができていて素晴らしかったです。
 各種健診や検査などがたくさんあったのですが,グループごとにきちんと整列しながら受けることができました。桜の花の咲く頃に,みんなの元気な笑顔を見れることを今から楽しみにしています。

体育委員会によるドッジボール大会

 5日(水)のロングタイム(長い昼休み)に体育委員会主催のドッジボール大会が行われました。1学期に予定されていたものが,様々な困難にあいながらもようやく開催にこぎ着けました。学年対抗の予定でしたが,人数の関係で紅白に分かれての対戦となりました。スポーツは学年の壁を取り払うのか,みんな楽しく元気に活動していました。子ども達からは,「ボールを投げたり,逃げたりするのが楽しかった。」「またやってほしい」などの感想がありました。4~6年生の体育委員のみなさん,ありがとうございました。








ここから世界に行けるんだね

 先週の金曜日に1~2年生は,仙台空港方面に遠足に行きました。当日は曇り空で,時折雨が落ちてくるあいにくのお天気でしたが,子ども達は,元気に活動し遠足を楽しむことができました。
 「お弁当が美味しかった」「友達と楽しく過ごせた」「また行ってみたい」等の感想が聞かれました。南相馬市からはそんなに遠くないので,今度はご家族で訪れてみてください。









秋の遠足(高学年編)

 3~6年生は仙台市科学館と台原森林公園まで遠足に行きました。科学館では大きなシャボン玉に入ったり,不思議な部屋で実験をしたりしました。また,マンモスや恐竜などの昔の動物の様子を見学したり,薬品を混ぜ合わせて香水を調合したりしました。子ども達は,日ごろ学校では体験できない貴重な経験をすることができました。お昼は,台原森林公園で秋晴れの空の下で仲良くお弁当を食べました。芝の上には芋虫やアリがいましたが,キャーキャー騒ぎながら楽しい時間を過ごしました。6年生は最後の遠足でしたが,男女仲良くグループ活動を通して友情を育んでいました。








スーパーティーチャーがやって来た

 28日(水)の5校時目に福島大学から算数のスーパーティーチャーが来てくださいました。今回のスーパーティーチャーは福島大学人間発達文化学類の森本教授です。先生は,算数教育のエキスパートで,大学で教えるだけではなく,全国各地で算数や数学の授業をご自身で行っています。
 今回は,6年生で「速さ」の授業をしてくださいました。教科書では歩くスピードから学習を開始するのですが,先生はピンポン球を箸で移動させるゲームを通して速さを実感させてくださいました。さらに,子どもたち自身に考えさせながら学習を進めてくださったので,45分間ずっと頭をフル回転させて学習に取り組んでいました。「いつもよりたくさん考えられて,とても楽しかった」という感想を持つ女の子もいました。
 子ども達だけでなく,先生方にも大変刺激の多い授業でした。教員一同,今後の授業改革に役立てていきたいと思います。

五七五の達人

 27日(火)に6年生は,ゲストティーチャーを招いて俳句を学習しました。来てくださった先生は,小高区に在住の江井芳朗先生です。先生は,福島県文学賞選考委員や福島民報俳句選者などをなさっている俳句の達人です。
 授業ではなんとなく難しいと感じてしまう俳句が,実はとても簡単で楽しいものだということを同じ小学生の作った作品をもとに教えてくださいました。一つ一つ分かりやすい解説をしていただき鑑賞したので,自然と子供たちは創作意欲がわいてきました。一句だけでも良いという話だったのですが,みんな四句,五句とたくさん作ってしまいました。それまでは指名されないとなかなか発表できなかったのですが,自分の句を聞いてほしいという意欲が高まったのか,挙手する姿まで見られるようになりました。
 短時間でしたが,実りの多い時間となりました。創作の秋の入り口として素晴らしい体験をすることができました。
◎江井先生に選んでいただいた俳句
・コスモスで 心はみんな ピンク色
・秋夕日 かがやくけれど すぐかくれ
・秋の雲 ファッションショーを 開いてる

なんと!カボチャのシチューが美味い

 23日(金)の給食のメニューはカボチャのシチューが主菜でした。何と!このシチューに使われているカボチャは南砺(なんと)市の中島正次さんが南相馬市の学校給食センターに送ってくれたものでした。
 秋野菜の代表でもあるカボチャは甘くて栄養もありみんな大好きな食材です。今回のようなシチューにもぴったりですね。中にはカボチャが苦手で「少しだけで良いです・・・」などと言っていた子もいましたが,一口食べたら「これ,美味しいよっ」などと言っている姿も見られました。
 南砺市は震災後に南相馬市が大変お世話になった自治体です(昔,南相馬市に移住してきた人の中には今の南砺市辺りの方も多数いるということです。“縁”ですね)。震災後5年以上が過ぎても南相馬市のことを気にかけてくださっている方がいることに,感動と共に感謝の気持ちを忘れずに生活していきたいと思いました。

楽しみながらSST

 6年生ではスクールカウンセラーの先生をお迎えしてSSTを行いました。SSTとは「ソーシャル,スキル,トレーニング」の略称で,ソーシャルスキルと呼ばれるコミュニケーション技術の側面からとらえ、そのような技術を向上させることによって困難さを解決しようとする技法だそうです。
 今回6年生は,自己紹介を通して自分のことを知ってもらおうという活動をしました。自分の名前の頭文字を使って自己紹介をする活動は,みんな大盛り上がりで時間が足りなくなってしまいました。それぞれの自己紹介には個性がよく出ていて,自分のことを知ってもらいたいという願いがあふれていました。友達とのコミュニケーションがなかなかとりにくいと言われる世代ですが,本校の子ども達には当てはまらないようでした。これからもみんなで仲良く生活していってほしいです。

ようこそ先輩

 今年も,小高中学校から職場体験で5名の中学2年生が来てくれました。12~13日の2日間の予定で2~6年生までの教室で,学校の仕事を体験しながら小学生と一緒に過ごしています。
 はじめは緊張していた中学生でしたが,自分たちの母校ということであっという間に慣れて,明るく元気に先生をしていました。宿題の点検や算数の時間の丸付け,社会科の時間にはアドバイス,給食や清掃のお手伝いと1日中一生懸命働いてくれました。中でも休み時間に小学生と一緒に遊ぶ姿が素敵でした。小学生も懐かしい先輩の姿にかなり喜んでいました。なかなか取れない中学生との交流の時間を,大切にしていきたいです。

交通安全教室

 低学年と高学年に分かれて安全教室を行いました。ビデオを用いて交通安全について学んでから,交通教育専門員の方からお話をいただきました。
 低学年は「はなかっぱの交通安全 ケーキを求めて右・左・右」という作品を用いて,なぜ交通ルールを守らなくてはならないのかを学びました。高学年は主に自転車の乗り方を学びました。進行の大槻先生が軽快に進めてくださったのでみんな楽しみながら学ぶことができました。
   自転車の乗り方,5つのポイント
 ①自転車は車道が原則。歩道は例外
 ②車道は右側を通行しましょう
 ③歩道は歩行者優先
 ④安全ルールを守る
  二人乗り✕ 横並び✕ ジグザグ運転✕ 後ろの安全確認をしない✕
 ⑤ヘルメットを必ずかぶる

めざせ,いわき市

 2学期もはじまって3週間目に入りました。夏休み気分もすっかり抜けて,落ち着いた学校生活が戻ってきました。
 先日お伝えしたように算数部門ではチャレンジコーナーができました。体育の部門では,以前から行ってきた「はりきりタイム(業間運動)」をパワーアップしました。その作戦はズバリ「マラソンカード」です。仮設校舎のある鹿島区を出発して,原ノ町駅,小高区,浪江町…と走った分だけ色を塗っていき,まずはゴールのいわき市を目指します。また,校庭50周ごとに表彰が受けられます。今までのように5分間走るだけではなく,目標を持って走ることができるようになったため,休み時間には自主的に走る姿がたくさん見られるようになりました。
 これから校内走ろう会に向けて練習が本格化していきますが,今から走り込んでおくことはとてもよいことだと思います。熱中症などに気をつけながら,意欲的に頑張る姿に期待しています。
 7日には2年生の女の子2人が50周を終了しました。日々の努力,素晴らしいですね。

9月の全校集会

 9月初めの全校集会は表彰と校長先生のお話と,生徒指導の先生のお話でした。表彰は,書写の七夕展と良い歯の表彰でした。
 この表彰を受けて校長先生からは健康についてのお話をいただきました。全国でも低い福島県の虫歯の治療率の例を挙げながら,歯の大切さや虫歯のある人は早く治しておいしいご飯を食べましょうということを話していただきました。また,近日配布されるスポーツテストの結果をもとに,自分の苦手な部分を鍛えて健康な体を作っていこうということも話していただきました。
 生徒指導の先生からは,9月の生活のめあてのお話と,ゲームセンターには子どもだけではいかないようにしよという話をしていただきました。今月も生活のきまりを守って楽しく元気に生活していきたいものです。
 
9月の生活目標
 えがおで げんきに あいさつしよう