学校の様子から

出来事

ここから世界に行けるんだね

 先週の金曜日に1~2年生は,仙台空港方面に遠足に行きました。当日は曇り空で,時折雨が落ちてくるあいにくのお天気でしたが,子ども達は,元気に活動し遠足を楽しむことができました。
 「お弁当が美味しかった」「友達と楽しく過ごせた」「また行ってみたい」等の感想が聞かれました。南相馬市からはそんなに遠くないので,今度はご家族で訪れてみてください。









秋の遠足(高学年編)

 3~6年生は仙台市科学館と台原森林公園まで遠足に行きました。科学館では大きなシャボン玉に入ったり,不思議な部屋で実験をしたりしました。また,マンモスや恐竜などの昔の動物の様子を見学したり,薬品を混ぜ合わせて香水を調合したりしました。子ども達は,日ごろ学校では体験できない貴重な経験をすることができました。お昼は,台原森林公園で秋晴れの空の下で仲良くお弁当を食べました。芝の上には芋虫やアリがいましたが,キャーキャー騒ぎながら楽しい時間を過ごしました。6年生は最後の遠足でしたが,男女仲良くグループ活動を通して友情を育んでいました。








スーパーティーチャーがやって来た

 28日(水)の5校時目に福島大学から算数のスーパーティーチャーが来てくださいました。今回のスーパーティーチャーは福島大学人間発達文化学類の森本教授です。先生は,算数教育のエキスパートで,大学で教えるだけではなく,全国各地で算数や数学の授業をご自身で行っています。
 今回は,6年生で「速さ」の授業をしてくださいました。教科書では歩くスピードから学習を開始するのですが,先生はピンポン球を箸で移動させるゲームを通して速さを実感させてくださいました。さらに,子どもたち自身に考えさせながら学習を進めてくださったので,45分間ずっと頭をフル回転させて学習に取り組んでいました。「いつもよりたくさん考えられて,とても楽しかった」という感想を持つ女の子もいました。
 子ども達だけでなく,先生方にも大変刺激の多い授業でした。教員一同,今後の授業改革に役立てていきたいと思います。

五七五の達人

 27日(火)に6年生は,ゲストティーチャーを招いて俳句を学習しました。来てくださった先生は,小高区に在住の江井芳朗先生です。先生は,福島県文学賞選考委員や福島民報俳句選者などをなさっている俳句の達人です。
 授業ではなんとなく難しいと感じてしまう俳句が,実はとても簡単で楽しいものだということを同じ小学生の作った作品をもとに教えてくださいました。一つ一つ分かりやすい解説をしていただき鑑賞したので,自然と子供たちは創作意欲がわいてきました。一句だけでも良いという話だったのですが,みんな四句,五句とたくさん作ってしまいました。それまでは指名されないとなかなか発表できなかったのですが,自分の句を聞いてほしいという意欲が高まったのか,挙手する姿まで見られるようになりました。
 短時間でしたが,実りの多い時間となりました。創作の秋の入り口として素晴らしい体験をすることができました。
◎江井先生に選んでいただいた俳句
・コスモスで 心はみんな ピンク色
・秋夕日 かがやくけれど すぐかくれ
・秋の雲 ファッションショーを 開いてる

なんと!カボチャのシチューが美味い

 23日(金)の給食のメニューはカボチャのシチューが主菜でした。何と!このシチューに使われているカボチャは南砺(なんと)市の中島正次さんが南相馬市の学校給食センターに送ってくれたものでした。
 秋野菜の代表でもあるカボチャは甘くて栄養もありみんな大好きな食材です。今回のようなシチューにもぴったりですね。中にはカボチャが苦手で「少しだけで良いです・・・」などと言っていた子もいましたが,一口食べたら「これ,美味しいよっ」などと言っている姿も見られました。
 南砺市は震災後に南相馬市が大変お世話になった自治体です(昔,南相馬市に移住してきた人の中には今の南砺市辺りの方も多数いるということです。“縁”ですね)。震災後5年以上が過ぎても南相馬市のことを気にかけてくださっている方がいることに,感動と共に感謝の気持ちを忘れずに生活していきたいと思いました。

楽しみながらSST

 6年生ではスクールカウンセラーの先生をお迎えしてSSTを行いました。SSTとは「ソーシャル,スキル,トレーニング」の略称で,ソーシャルスキルと呼ばれるコミュニケーション技術の側面からとらえ、そのような技術を向上させることによって困難さを解決しようとする技法だそうです。
 今回6年生は,自己紹介を通して自分のことを知ってもらおうという活動をしました。自分の名前の頭文字を使って自己紹介をする活動は,みんな大盛り上がりで時間が足りなくなってしまいました。それぞれの自己紹介には個性がよく出ていて,自分のことを知ってもらいたいという願いがあふれていました。友達とのコミュニケーションがなかなかとりにくいと言われる世代ですが,本校の子ども達には当てはまらないようでした。これからもみんなで仲良く生活していってほしいです。

ようこそ先輩

 今年も,小高中学校から職場体験で5名の中学2年生が来てくれました。12~13日の2日間の予定で2~6年生までの教室で,学校の仕事を体験しながら小学生と一緒に過ごしています。
 はじめは緊張していた中学生でしたが,自分たちの母校ということであっという間に慣れて,明るく元気に先生をしていました。宿題の点検や算数の時間の丸付け,社会科の時間にはアドバイス,給食や清掃のお手伝いと1日中一生懸命働いてくれました。中でも休み時間に小学生と一緒に遊ぶ姿が素敵でした。小学生も懐かしい先輩の姿にかなり喜んでいました。なかなか取れない中学生との交流の時間を,大切にしていきたいです。

交通安全教室

 低学年と高学年に分かれて安全教室を行いました。ビデオを用いて交通安全について学んでから,交通教育専門員の方からお話をいただきました。
 低学年は「はなかっぱの交通安全 ケーキを求めて右・左・右」という作品を用いて,なぜ交通ルールを守らなくてはならないのかを学びました。高学年は主に自転車の乗り方を学びました。進行の大槻先生が軽快に進めてくださったのでみんな楽しみながら学ぶことができました。
   自転車の乗り方,5つのポイント
 ①自転車は車道が原則。歩道は例外
 ②車道は右側を通行しましょう
 ③歩道は歩行者優先
 ④安全ルールを守る
  二人乗り✕ 横並び✕ ジグザグ運転✕ 後ろの安全確認をしない✕
 ⑤ヘルメットを必ずかぶる

めざせ,いわき市

 2学期もはじまって3週間目に入りました。夏休み気分もすっかり抜けて,落ち着いた学校生活が戻ってきました。
 先日お伝えしたように算数部門ではチャレンジコーナーができました。体育の部門では,以前から行ってきた「はりきりタイム(業間運動)」をパワーアップしました。その作戦はズバリ「マラソンカード」です。仮設校舎のある鹿島区を出発して,原ノ町駅,小高区,浪江町…と走った分だけ色を塗っていき,まずはゴールのいわき市を目指します。また,校庭50周ごとに表彰が受けられます。今までのように5分間走るだけではなく,目標を持って走ることができるようになったため,休み時間には自主的に走る姿がたくさん見られるようになりました。
 これから校内走ろう会に向けて練習が本格化していきますが,今から走り込んでおくことはとてもよいことだと思います。熱中症などに気をつけながら,意欲的に頑張る姿に期待しています。
 7日には2年生の女の子2人が50周を終了しました。日々の努力,素晴らしいですね。

9月の全校集会

 9月初めの全校集会は表彰と校長先生のお話と,生徒指導の先生のお話でした。表彰は,書写の七夕展と良い歯の表彰でした。
 この表彰を受けて校長先生からは健康についてのお話をいただきました。全国でも低い福島県の虫歯の治療率の例を挙げながら,歯の大切さや虫歯のある人は早く治しておいしいご飯を食べましょうということを話していただきました。また,近日配布されるスポーツテストの結果をもとに,自分の苦手な部分を鍛えて健康な体を作っていこうということも話していただきました。
 生徒指導の先生からは,9月の生活のめあてのお話と,ゲームセンターには子どもだけではいかないようにしよという話をしていただきました。今月も生活のきまりを守って楽しく元気に生活していきたいものです。
 
9月の生活目標
 えがおで げんきに あいさつしよう

身体測定

 8月26日と29日に身体測定を行いました。1学期からどれくらい身長が伸びたかなとドキドキしている児童もいました。
 身体測定を行ったあとは、保健の先生からの保健指導がありました。低学年では体を清潔にすること、中学年では適切な生活習慣、高学年では睡眠リズムのお話を聞きました。知っているようで、実は知らなかった健康のお話を、クイズなどを通して楽しく学習しました。それぞれ自分の生活を振り返りながら、これからの生活習慣に生かそうとしていました。
  

算数大好き

 2学期から算数チャレンジ問題が始まりました。算数に親しみ,算数の楽しさを知ってもらうために算数部の先生から挑戦状が全校生に出されました。なんと,正解すると賞状ももらえるのでやる気が出ます。
 昼の放送でお知らせがあると,さっそく問題用紙をもらうためにチャレンジコーナーに集まっていました。さらに2年生は教室でチャレンジしていました。
今回はテトロミノというパズルのような問題でした。楽しい問題を通して,みんな算数が大好きになってほしいと思います。

雨の中の訓練

 26日(月)の5校時目に避難訓練を行いました。今回は地震を想定しての避難訓練でしたが,初の試みとして原発事故を想定しての引き渡し訓練も行いました。この引き渡し訓練は,確実かつ速やかに子供たちを保護者のもとに届けることを目的としています。
 当日はあいにくの雨模様になってしまいましたが,多くの保護者の皆様のご協力により,大変スムーズに訓練を進めることができました。原発事故など二度と起こってはならないものですが,「備えあれば憂いなし」のことわざのように何事も想定しながら学校生活を送っていきたいと思います。お忙しい中訓練に参加していただきた大変感謝しております。今後も保護者,地域,学校が一体となって子供たちの安全を守っていきたいと思いますのでご協力よろしくお願いいたします。

全員そろって,2学期スタートです。

 小高区4小学校の92名が全員そろって第2学期をスタートすることができました。夏休み中は大きな事故やけがもなく,みんな元気に楽しい夏を満喫することができました。
 さっそく2時間目には体育館で第2学期の始業式を行いました。校長先生からは夏休み中の思い出やリオデジャネイロオリンピック,甲子園球場での高校野球,そして小高区5校PTA夏祭りなどについての話題がありました。また,1学期と同様に今年度の重点目標である「見つけよう 自分のよさ 友だちのよさ」を達成できるように生活してほしいということを話していただきました。
 1・3・5年生の代表のお友達からは夏休みの思い出や2学期のめあての発表もありました。1年生は「音読をがんばりたい」「たくさん読書をしたい」「ひき算やたし算をがんばりたい」という目標を発表しました。3年生は楽しかったスイカ割りの思い出や「文字をていねいに書く」「学校を休まずに来る」という目標を発表しました。5年生は楽しかった旅行の話とともに,「間違えを恐がらずに進んで発表したい」「料理など役に立つことをがんばりたい」という目標を発表しました。
 さらに保健主事の先生からは,2学期の生活がスムーズにいくように「早寝」「早起き」「朝ごはん」の大切さを話していただきました。
 81日間という長い2学期でずか,遠足,学習発表会,走ろう会などの大きな行事もあります。これまで同様,学習に運動に精一杯学校生活を送っていきたいと思います。








夏祭り,大盛況!

 この時期,恒例になりましたPTA主催の小高区5校夏祭りが今年も盛大に執り行われました。今年は来年四月に小高区へ帰還する予定ということもあり,~ありがとう仮設校舎~とサブタイトルにもあるように,普段生活している小学校の仮設校舎で行いました。中学生もみんなこの校舎から旅立ったということもあり,5年以上お世話になっている仮設校舎で楽しい思い出を作ろうという目的も加わりました。
 今年度も各学校ごとのPTAの役員のみなさんが工夫を凝らしたブースを作り,来場者みんなが楽しめるイベントになりました。体育館では各種ゲーム,特別教室ではものづくりなど,縁日のような遊びのコーナーがありました。みんなスタンプラリーをしながら各ブースを回ってました。
 午前中の短い時間でしたが,様々なアトラクションに挑戦したり,転校してしまった友達と出会ったりしながら楽しい時間を過ごすことができました。来年の夏祭りは,いよいよ地元の小高で開催されるのでしょうか?今から楽しみです。

電子黒板,リニューアル

 以前から電子黒板やデジタル教科書が導入され,ICT機器の設備はかなり充実していましたが,今回新たに超大型の電子黒板が導入されました。南相馬市の全部の小中学校のすべての教室に入るそうです。小高区の学校にはかなり前から入っていたのですが,今回はさらに性能の良いものが導入されます。
 9日には夏休み中ですが先生方の研修会が行われました。2学期からはさらにパワーアップしたICT機器で楽しい学習を進めていきたいと思います。

夏休み中も花いっぱい運動

 梅雨明けも間近です。ようやく暑い夏が本番になってきました。仮設校舎周辺の花たちも朝の水やりだけでは足りずに,一日中水を欲しがっています。
 このような過酷な中でも花たちは元気にすくすくと生長しています。土手のコスモスは元気に花をつけ始めましたし,花壇のサルビアやマリーゴールドは美しく咲き誇っています。2年生の育てている畑の野菜たちも豊かな実をつけててますし,5年生の稲もどんどん伸びています。
 全校生で取り組んでいる一人一鉢運動の花たちも日直の先生方が一生懸命水を挙げて育てています。これからが暑い夏の本番ですが,2学期には花たちの元気な姿がみんなを出迎えてくれることでしょう。









復興の灯がともりました

 7月24日は,6年ぶりに小高で火の祭りが開催されました。以前お伝えしたように,この火の祭りで使う火の玉を学校でも作ったのですが,それを実際に使う日でもあります。震災前も小学校では火の玉作りをしていたようですが,今回火の祭り復活にあたって仮設校舎のみんなが火の玉作りに参加できたことは小高区復興の一員としての自覚が高まる活動でもありました。
 実際に当日は花火大会と共に,この火の玉が小高区の沿道を照らしていました。たくさんのお客さんが集まり,小高区の今後の復興を願っていました。小高区の校舎で学習するのはしばらく先の話になりますが,お祭り当日のように町がにぎわう日を夢見ていきたいと思います。

真夏のプール営業中

 夏休みに入って曇り空の日もありますがやはり気温は高く,プールに入りたくてうずうずしているお子さんが多いと思います。今年も夏休み中のプール開放を上真野小学校さんのご好意で行っています。
 さっそく初日からたくさんの人がプールを訪れ楽しく水泳の練習をしていました。学校の先生だけではなく,時間があれば校長先生も指導に来てくださっているので泳ぎの練習がしたい人にはとても良い環境になっています。今後もまだまだプール開放は続きますのでよろしくお願いいたします。
 今後のプール開放日
7月26日(火),7月28日(木),
8月 2日(火),8月 3日(水),8月 4日(木),
8月 5日(金),8月17日(水),8月18日(木)となっています。

あっという間の71日間でした

 4月6日に始まった第1学期も本日終業式を迎えることができました。入学式では6名のかわいい1年生を迎えました。同時に小高,福浦,金房,鳩原の4つの小学校が本格的な合同での学校運営が始まりました。各学年とも前年度末に転校してしまった仲間以上の人数が増えた賑やかになった教室で新しい希望のもと平成28年度をスタートさせることができました。
 1年生を迎える会,春の遠足,大運動会,陸上競技大会,宿泊活動などの大きな行事も楽しく行うことができました。学校生活全体では,「見つけよう 自分のよさ 友だちのよさ」という重点目標のもと日々の生活を大切に過ごしていました。もちろん学習面でも複数配置された担任だけではなく,学校全体を挙げて子ども達の学力向上に取り組んできました。
 本日の終業式では校長先生から,夏休みに向けて「健康に過ごす」「あいさつをマスターしてほしい」というお話をいただきました。また,生徒指導の先生からは,「規則正しい生活」をする,「事故に気をつけて」生活する,というお話もしていただきました。安全面,健康面が最も大切なのは言うまでもありませんが,宿題だけではなく,様々経験をして有意義に過ごしてほしいと思います。
 明日からは35日間の夏休みですが,夏休み中もプール開放の様子や校舎周りのお花の様子,小高区5校夏祭りの様子などをお伝えしていきますので今後とも本HPをよろしくお願いいたします。